大切なものも、ただのガラクタも、それら全てが集まって君を形成してる。だからイラナイなんて思わないで。 ‘04,6,16


 君のおかげで好きになれた自分だから、どうかこれ以上醜くさせないで。君が褒めてくれた自分だから、大切にしようと思ったの。たとえ会えなくても君がいる世界だから、生きてみようと思ったの。 My dearest. 6,16


 ―アレとコレと僕。ドレが一番大切?―
  ずっと聞いてみたかった。だけど、僕が選ばれないことが怖くて。
 ―モチロン君に決まっているじゃない―
 君より他に大切なものなんてない。そう一度でいいから言われてみたかった。友達でも、恋人でも、親でも誰でもいい。有り得ないことかも知れないけど、ただ、僕無しでは生きていられないほどに、必要とされたかったの。Dear someone. 6,16


 ただの同情でも、甘い偽善でも、何でも良かったの。ただその優しさのなかで僕は幸せで、僕の罪を忘れていられたの。勿論僕の罪は無くならなくて、責められても何も言えないけど、その辛さのなかで、少しだけでも幸せになれたんだよ。 Dearfriends. 6,16


 僕が消えて悲しんでくれる人が、僕が消えて喜ぶ人よりも、多ければいい。それは僕がこの世界に存在していても良かったっていう、何よりの証。 Dear people.6,16


 今日、友達が1/2の確率で人間はバナナになっていたんだ、と言っていた。惜しいな、と思ったんだ。もしバナナに生まれていたなら、こんなに辛い思いをすることも、こんなに悲しい思いをすることもなかったのかな。 Dear BANANA? 6,16


 君の為なら何でも出来る。そう思ったこと、確かだよ。だけど同時に恐いな、とも思ったの。何だってしてあげたいけど、他人の目を気にしてきっと僕は何も出来ない。きっと僕は君より僕を選ぶ。本当にごめんなさい。罵られてもいい。それでも、大好きだよ。弱い僕で、臆病者で、ごめんね―――。 My dearest. 6,17


 僕が今、はしゃいでいられるのは、全てが君たちのおかげ。ありがとう。たとえ君たちが僕を嫌いになっても、僕はずっと覚えてるよ。僕の今までの幸せは、君たち無くしてはありえないから。 Dear friends. 6,17


 とても静かな夜には、しみじみと過去を振り返って、泣きたくなるよ。ニュースや新聞で報じられる、幼い子供達の虐待や、いじめなどの結果の自殺。僕だって辛いけど、悲しいけど、ああ、なんて僕は幸せなんだろう。
 他人様に多大なる迷惑を掛け続けながら生きてきて、なのにあたたかい家庭があって、友達がいて、大切だと思えるものが在る。
 生まれ変わりなんて信じてないけど、僕の前世はよほど善いひとだったのかな。
だって、僕の今までの人生からしたら、僕は幸せ過ぎるから。 6,17


 

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